本をひたすらに紹介する 読書感想文に悩む小学生中学年編
ブログとかすぐ書くの忘れる。
と言うわけで忘備録も踏まえた中学年編です。
中学年になると「絵本とかかっこ悪いんで…(でも読むのだるい…)」「いや外で遊ぶのに忙しいんで…」ってなってきます。好きなもの、とはまた違って理解ができる事とできない事。背伸びした本を読める子とよめない子に差が出てきます。
そんな時に試していただきたいのが「絵本の朗読」です。朗読を「本人」にやってもらいます。低学年編でもお話した通りの効果もありますし、目で見て、頭に入れて(単語をどこで切るか、とか)、声に出して、もう一回耳から頭に入れるという繰り返しを行うので、全自動復習機能搭載です。朗読ってすごくね…。
そうなるとテンポのいい本がいいです。それに「自分が声に出す」をメインにするとわかるんですが、絵本って文章量えぐいな!?ってくらい多いものもたくさんあるんです。本屋さんもいいけど図書館で適当な本を手に取ってみてください。
あっ思ったより長…ってなると思います。
もう鉄板ですが落語。
落語ってすごい言葉遊びの応酬でして…
今、「おもしろいギャグを考えてください」と言って何人の人が真面目に考えるでしょうか。「は???」って言う人も多いかもですが、冗談・ギャグといった言葉遊びというのは笑いを起こしますし、笑いをおこすって結構高度なことなんですよね。
人の気持ちを考えるとかの前の段階になる「人をわらわせたい!」って思いやりの一歩じゃないですかね。なんて思うので、昔の笑いで笑いのポイントを知りつつ読んでみてください。(これで夫婦はなにをしたか。子どもと周りの人はどうしたか。を話せれば感想につながるのかなと…)
ちょっとこわい話でも笑わせるからすごいので是非。
この学年になると学校の推薦図書で感想文を!とか考える方も多いかもですね。
普通におすすめできません。
(個人的な意見ですがまえの課題図書だったかあさんのしっぽっぽはオチも無く子どもに対して真摯ではない本だと思いました…個人的感想です。導入が好きなので、落ちを妄想する楽しみはあるかも。)
親が読んでほしい「良書」と子どもが好きな「適書」には大きく差が生まれるのと、この差を理解せずにいるとしんどいと思います。さらにこの差は学年重ねるに連れて大きくなっていく事も承知しながら触れて行っていただけたらと思います。
さらに3年、4年はそこが開きはじめる年齢です。
そこでおすすめしたかったのが落語だったんです。
あともう一つ「シュール」ってものをしってほしいです。
なつかしい!って人も多いかもしれません。
主人公がかいたでたらめな日記が呼び起こす騒動です。
日記のなかの事がもしホントになったら…なんてシュールさ…
シュールって事ばは非現実的な事をさすので、「もしも」を考えるきっかけになります。
成長すると社会で必要になる事が「もしも」を想像することだと個人的に思います。
車でも「かもしれない運転」とかそうですよね。かもしれない。という妄想を当てはめる力になると思います。
今回紹介した本は両方ともシリーズなので長く楽しめますし。定番な分入手もしやすいです。そしてそこそこ名作と言われ教科書にも載ってるのであれです!!感想書いたら先生ウケもいいよね!!!!!!(元も子もない)
オマケ
最近読んだ本
十二人の死にたい子どもたち 増量立ち読み版 (文春e-Books)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: Kindle版
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コミカライズしてます。
十二人の子どもがとある病院に集合し、集団自殺を行おうとしますが、居てはいけない13人目がいた…という話。
冲方丁作品と言えばなかなか心をひっかく方面の物が好きです。(マルドゥックシリーズとか…)これは結構展開も面白く、12人の心情の動き方が良かったです。
途中まで誰が誰だかわからなくて何度も戻ったのが疲れました。
いい加減買ったの読もうぜで読んだけどある意味ではメイン登場人物が何してもしななにからゴリラだなって思いました!
ハードボイルド小説です。ドラマと内容結構違うので比べても楽しいです。
気持ちがうあああああってなりますけどね。
スティーブンキングの「IT」みましたが、前の方がピエロさんイキイキしてたなって思いました。あんなんにイキイキされても困りもんですけど。
それではまたそのうちに。